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2008年7月12日 (土)

イッパイイッパイだった理由

「家庭で洗えるコタツ布団」が洗濯機に入りきらない現実。(クリーニング代3000円)

軽いつかみでこんばんは。咲ねぇさんです。

すっかり久しぶりの更新になってしまいました。
いろいろと身辺が落ち着いてきたので、近況報告&事情説明です。
きっと長くなりますが、どうぞお付き合いください。

さて、まず。

先月、第2子の妊娠が分かりました。
ただ今10週目、一般的に言うところの3か月です、はい。MEGUMIんとこと同じです。だからどうした。
そろそろほしいと思っていたところなのでとてもうれしいのですが、大した努力(?)もなく授かったことに驚き。老公の第一声も「いや、そんなにしてな・・・(検閲削除)」
・・・ともあれ、この歳で、自然に2人もの子どもを授かるのは、本当に恵まれていると思います。感謝です。
現在は軽めとはいえ絶賛つわり中。ナツの相手と家事(食事の支度が地獄)でヘロヘロです。仕事はむしろ気が紛れるので助かっています。

んで。

当然の義務として、学校には妊娠の報告をしました。
12月の能力試験対策終了までは勤められるし、できればここまで勤めたいこと。
ただ、学校の都合もあるだろうから、学校側の希望があれば、それには従うこと。
以上のことを伝えました。
この時点では、私も軽く考えていました。
復帰の時点で、「早い時期に第2子をを考えているが、それでもいいのか」という確認をしてあったこと。
4月の時点で「今年中に妊娠したい」と伝えてあったこと。
12月まで勤めれば、一番大変で、一番大切な時期は過ぎるし、そのあと3か月は実質オマケみたいなもんだから、誰がやってもいいだろうし。

でも、学校の判断は違ったものでした。
「早急に試験対策ができる代わりの教師を探すつもりだ。なので、できれば教師が見つかった時点で交替してほしい。」
一緒に組んでいる担任の先生からは
「10月に担当教師が交替したらクラスが落ち着かない。1月に交替したら後の先生が大変だ。夏休み後からは別の先生に入ってほしい。」

それからは針の筵でした。
毎日のように言われる
「後の先生が見つからない」
「先生が見つからないから、今後の予定が立てられない」
「咲先生がそんなに熱心にやっていると、後の先生が大変だよ」
「どうせ咲先生は抜けるから・・・」
断わっておきますが、全く悪気があったり、私を責めたりしておっしゃっているわけではありません。それはよくわかっています。(そういう方です)
でも、原因が自分という負い目、妊娠中というホルモンバランスが崩れやすい時期でもあり、「困ったなあ」という一言でも、必要以上に過敏に反応し、傷ついてしまっていたのです。

そして、今週、一応の結論が出ました。
後任の先生のめどが立ったこと、
担任の先生が夏休み後の担当教師の交代を強く推していること
12月までという半端な時間で別クラスに入ることは難しいこと。
以上の理由で、夏休みまでで「産休」に入ってほしいといわれました。
私は非常勤講師なので、「産休」とはつまり事実上の「退職」です。

学校の判断に従うことはすでに伝えてあったので、その場では冷静に話し、帰宅しました。

ドアを開けたとたん、

心が

ポッキリ

折れた。

声をあげて泣きました。号泣しました。
なぜ12月まで勤めてはいけないのか。
なぜ手塩にかけたクラスから抜けなければならないのか。
妊娠したことがそんなに悪いことなのか。
自分はそれほどの価値しかない教師なのか。
今思い返しても我ながら理不尽な理由でわんわんわんわん泣きました。
妊娠中ということもあり、感情の起伏が激しいのでしょう。

夜になってから、少し冷静に自己分析をしてみました。

まず、学校の対応。
対策授業ができるのが私しかいないという現状がそもそも異常。即戦力の教師を入れたいのは当然。
担任の先生も学生のことを第一に考えての発言なので理解できる。
私自身も「学校の判断に従う」と明言している。
ゆえに、学校の対応は妥当。

では、なぜにこんなに悔しいのか。
①私は試験対策授業にかなりの自信があり、私以上にうまくできる人はそういないと思っています。また、自分という教師の影響力の大きさも知っています。現に、今まで私が抜けたクラスでは少なからずトラブルになることが多いです(咲先生に戻してくれと)。そういうことを避けるためにも、わたしは学生と個人的な付き合いをするのを極力避けています。
→だから、12月までこのクラスを持ったほうがいいと思ったのに、自分の意見が通らなかったことが悔しい
②単純に今の学生たちが好きだから離れがたい
③扱われ方の「重さ」が気に食わない?→私の意見をもっと尊重してほしい

考えても、考えても単なるわがままのような気がしてきました。
でも、割り切れない、納得しきれない思いが消えないんです。

私は、学校にとってとても「使える」教師だったと思います。
どんなレベルでも、どんなクラスでも、どんな授業でも対応できた。
クラスや時間の変更にも、文句も希望も一切言わなかった。
それは私も以前は「使う」側の立場だったから。その苦労がわかるから。
でも、「使える」教師とは、「都合のいい」教師だったんですね。
その結果が、学校の「都合のいい」時期に退職です。

どうきれいにつくろっても、妊婦が職場に迷惑をかけることはわかっています。
「子は社会の宝」と言っても、その事実は隠せません。
だからこそ、私はできる限りの対策はしてきたつもりです。
復帰する際に、あまり長くは働けない、それでもいいか、と確認して快諾をもらっていました。
新学期になる前に、中級以上を教えられる教師がいないというのはおかしい、わたし自身もどうなるのかわからないのだから、経験の浅い先生もどんどん中級クラスに入れてほしいと進言していました。
私が育てますとまで言っていました。
でも、その進言は受け入れられず、中級以上はわたしと専任の先生中心で組まれ、私の妊娠→あわてて即戦力探し→交代 となりました。

ここまで思いが至って、足もとからへなへなと力が抜けていくのがわかりました。

10年、私が積み上げてきたものはなんだったんだろう。
腕と、経験と、信頼を積み上げて、
結局わたしは学校に都合よく使われるしかなかったのか。
自分の意見は何一つ通らず、
結局学校のコマとして動くしかないのか。

時間貸しの「非常勤」だから仕方がない?
ではどうして「右腕」として扱われるの?
給与体系からカリキュラムまで意見を求められるの?

結局、非常勤の立場でありながら、学校運営にまで食い込んでいた私は、都合よくつかわれ、都合よく切られる存在でしかなかった。

10年必死で頑張ってきた結果がこれか。

もうやめようか。

私が教師を辞めるときは、学生を愛せなくなった時だと思っていました。
でも、今はもう虚しさしかわかない。
学生のために頑張ろうという気力がわかない。
こういうこともあるんだなってしみじみ思っています。

思い込みが激しすぎるのかもしれない。
わがままかもしれない。
妊娠中だからこその感情の起伏かもしれない。

わかっていても、ぬぐえないもやもやを文字にしてみました。
今はもう少し落ち着いていますが、また後日書きます。(さすがに長すぎる)



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